HITOTSUBASHI INNOVATORS’ SUMMIT # episode 03 ベンチャー経営者たちが今、現役一橋生に伝えたいこと

昨年、兼松講堂で行ったイベントの様子をお届け!

↓↓↓↓↓


2016.12.14..Wed  05:00.p.m. 兼松講堂
4名のイノベーターと、未来のイノベーター200名が兼松講堂に集まった。
テーマは、人工知能と文系学生の生き方。

freee創業者である佐々木氏による基調講演の後、佐々木氏とLINE執行役員の稲垣氏、ZUU代表冨田氏 メドレー執行役員加藤氏によるパネルトークが始まった。モデレーターは一橋大学イノベーションセンター米倉教授だ。

# episode 03  ベンチャー経営者たちが今、現役一橋生に伝えたいこと
(episode1///episode2はこちら)

▼人工知能は、世界をどう変えるのか



米倉
未だに●●(某大手金融)とか分けの分からないところに就社する諸君にとっては、ここにいる若き経営者たちが特別な人達に映るかもしれない。でもこれが今、普通なんだよ。これが世界のスタンダードだとして話を聞いてくれ。

今世界の最先端にいる君たちに聞こう、人工知能が発達すると世界はどう変わるんだろう?

佐々木
人工知能はあらゆる情報を最適化します。しかし、最適化のためには誰かが目的をセットしなければいけません。そうなると、中小企業にとっては追い風です。リスクばかり気にする大企業より、小回りが利く中小企業の方が目的をセットしやすいので。今や大きなビジネスをやることが負債になる時代が到来していますね。例えば自動運転に関して。実はこれ、テスラ・GoogleよりUBERが強いんです。テスラは自動運転の肝となる大きなセンサーを搭載すると車がダサくなるので作れませんし、Googleもイリーガルな領域に切り込む勢いは未上場のUBERには劣ります。

さて、そんな追い風が吹くベンチャーの経営に携わる皆さんは、どんな目的をお持ちですか?

▼追い風のベンチャー経営者が考えていること

冨田
国家中心の社会から個人中心の社会へとシフトする中で、個人の人生も経営の観点が必要になっていくと考えています。そのような中、ヒト・モノ・カネという経営資源の中で、お金についてのリテラシーは特に低い。私はすべての人に、もっとお金を武器にして人生のアクセルを踏んで欲しいのです。だから私は、一人一人の「人・物・金」の最適化するためにZUUを立ち上げました。

加藤
誤った医療情報がインターネット上に出回っている問題が話題ですが、今顕在化しているのは氷山の一角です。私たちは、正しい情報をしっかりと届け続けていきたいと考えています。「スマホで通院ができる!」というサービスを今年の2月からスタートしていますが、今のところトップランナーとして走っています。日本の医療費は40兆円を超えている巨大マーケットです。この巨大なマーケットの課題解決に、一ベンチャーとして勝負していきます。

米倉
冨田も加藤も情報の非対称性から新しいビジネスを興しているよね。金融も医療も規制産業だから、難易度の高い挑戦だね。

▼人工知能は万能ではない

佐々木
そもそも医者も大半要らないですよね、人工知能のが良いじゃないですか。

米倉
ビッグデータがたまれば、医療ほど人工知能と相性の良いものもないよね。

加藤
実は弊社でも「症状チェッカー」というサービスをリリースしています。利用者が症状を入力していくと、医師が行う問診形式を自動化した形で追加の質問を行い、可能性のある病気とその度合い、該当する診療科を返す仕組みです。このように、医療の領域でもAIが医師の判断を補完するシステムはできつつありますが、医療の場合は技術の課題よりもまず、法律上の規制に関する論点を解決していかなくてはなりません。

稲垣
LINEも、顧客企業に、LINEのトーク上で人工知能と有人チャットを組み合わせて顧客応対ができるサービスを提供しはじめています。スマホがそうであったように、人工知能は徐々に人間の生活に浸透していくのではないでしょうか。

米倉
面白いね。まあ僕はLINE使ってないけど。

稲垣
使って下さい(笑)

米倉
君たちにお願いがある。科研費をもらうための膨大な書類作成を自動化するソフトを開発してほしい。研究に集中できるようにね。

一同
頑張ります。(笑)

▼私たちはこれから、キャリアをどう設計していけば良いのか

米倉
諸君には人生が始まるのは33歳だと思って欲しい。22で人生を決めろといわれる日本人は不幸だ。10年くらい色々やってみると見える景色は広くなる。加藤も今はベンチャーにいるけど、はじめは公認会計士としてプロフェッショナルの道を歩んでいるよね。

加藤
私は学生時代、将来起業しそうな友人がたくさんいました。なので、彼らの財務や組織の側面を支えることで、一緒に夢見たいと思うようになりました。なので、公認会計士になってスキルを磨き、彼らの夢を守れるようになりたいと思ったのです。しかし、結果的にそのスキル自体は監査法人を出てからほとんど使っていません。前職でも現職でも、マーケティング・広報・人事と当初想定していた領域とは異なる領域を担当しています。

米倉
会計士も取っておくと良い、みたいな話を期待してたんだけど、俺のシナリオが崩れたよ。

加藤
今日は予定調和なしですよ。

稲垣
社会がどうなろうが関係なく、今自分が自分のこと好きかどうか自分自身に問うてみてください。そのときそのときで自分のことを好きになれた仕事は、振り返ると素敵なキャリアになっているはずです。

米倉
今日はじめて良い事言ったな。教育学で、子どもたちへの教育で大切なのは、「自分を好きになること」だという研究もある。自己肯定感がなければ、だめだ。

佐々木
やっていることに意義を感じなくなった、あるいは新しい学びがなくなった、このどちらかを思ったら迷わず転職してください。これらを失うと、世界の変化に置いて行かれてしまうので。ちなみに、今の時代、大企業からベンチャーにはなかなか行けません。ですから、安定したいと思って大企業に行くのは危険です。安定した聖域は、公務員しかありません。

米倉
英語を学ぶことやMBAをとること、みたいな学生諸君の憧れる話題が一向に出てこないのが良いね。英語なんてくそくらえ、MBAなんてもっとくそくらえなんだよ。…あ、MBAがいる。

冨田
僕は、シンガポールのウェルス・マネジメントの学位なんで、MBAではないです。

米倉
じゃあ許す。

稲垣
東大・一橋の子って頭だけで考える悪い癖があるよね。足を動かして人に会った方が良いと思うよ。

加藤
自分のテンションが上がった方が学習速度も早いし、結果が出しやすいと思うんです。面白そうなことやってるプロジェクトに足をつっこんでみて自分も行動者になると、自転車で漕ぎ出すように物事は前に進んでいくと思います。

佐々木
世界は広いから、やりたいことは今無理して見つけなくて良いです。周りにいる20人が誰もやっていないことをしてください。

米倉
佐々木くん、今日はじめていいこといったな!

佐々木
ええ、第一部から話しててこれがはじめて?!(笑)

一同

  • HITOTSUBASHI INNOVATORS’ SUMMITとは●

年に一度、HITPORTが主催し、世界を相手に活躍するOBOGを集めて開催するトークイベント。
テクノロジーの変化をキャッチアップし、キャリアの選択肢を広げる新しい視点を手に入れることが狙い。

 


今年はアイセック一橋大学委員会とタッグを組み、ボリュームアップして帰ってくる!

↓↓↓↓↓↓

 

■Ikkyo Innovator’s Festival
■主催:AIESEC/HITPORT
■日時:11月20日(月)17:20~20:10
■登壇者一例:
・「日本で一番働きがいのある会社」の経営者
・スカイマークの会長を兼任する一橋教授
・社会課題を解決する元マグロ漁師

など豪快出演者!詳細はこちら!

_________________________________________________

①「2017年、日本で一番働きがいのある会社経営者が語る10年後の未来」
牧野 正幸 (株式会社ワークスアプリケーションズCEO)

②各領域の若手イノベーターが、いまの世界・日本について思うこと
モデレーター
:佐山展生(インテグラル代表、スカイマーク会長、一橋ICS教授)
登壇者
:佐々木大輔(freee株式会社代表取締役)
:小沼 大地(NPO法人クロスフィールズ代表理事)
:安部 敏樹 (株式会社Ridilover代表取締役)

③一橋の同世代イノベーターが、目の前のことに全力でコミットし続ける理由
モデレーター
:佐山展生
登壇者
:飛矢 智希(学生団体SeedA代表)
:狭間 純平(株式会社DeNA)
:宮本 滉平(株式会社リクルートマーケティングパートナーズ内定者)

_________________________________________________

この記事が気に入ったら
いいね!しよう