サイバーエージェント人気広告マンが語るキャリア選択の3つのポイント

昨年11月に広告研究会HASCと共同開催した「広告業界の今を知ろう!」の講演内容から広告マンのキャリアについての情報をお届けします!
(前編・これを読めば広告業界の変化が一目でわかる!はこちら
イベント概要:インターネット広告で日本一のシェアを誇るCyberAgentから外部講師をお招きし、テクノロジーによって広告業界が「直感→ロジック」へと変遷している様について講演して頂きました。

登壇者:渡邊大介氏
株式会社サイバーエージェント新卒採用責任者。
1982年埼玉県生まれ。
青山学院大学国際政治経済学部卒業。
2006年にサイバーエージェント入社後、広告部門にてアカウントプランナーとして数々のナショナルクライア ントを担当。
2009年よりソーシャルメディアマーケティ ングを専門に扱う部署を、2011年からはtoC向けサービス開発を行う部署の立ち上げに参画し、2014年10月より現職。

 

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↓気になるものからクリック!
・広告代理店って何しているの??
・広告マンは市場価値が高い??
スタートアップから引く手数多のオファーが
・渡邉氏的キャリア選択3つのポイント
・セレンディピティ

 

広告代理店って何しているの??

広告業界には、お金を出してくれる、「広告主」・依頼を受ける「代理店」・ユーザーとの接点となる「メディア」という3つのプレイヤーがいます。この中で、広告代理店の仕事はクライアントの持つプロモーション課題をマーケティング、企画といったメスを持って解決して、更にはメディアの購買まで実行していくことになります。本来であれば広告主が自分でメディアを購買すれば良い話なので、広告代理店は論理的には常に不必要ではあるんです。仕事の内容的にも、立ち位置的にもコンサルと似ているかもしれませんね。でも、だからこそ介在価値は何かということを常に考えるので前頭葉がすごい発達しますし、何も無いところから今自分の頭で考えていることに値段を付けてもらうというのが広告マンの仕事なのかなと思います。

広告マンは市場価値が高い??

身につく能力としては、クライアントにヒアリングして課題を聞き出す能力、担当業界の情報を収集して一気にキャッチアップしていく能力、集めた情報からクリティカルに課題を解決する方法を探し出す分析能力。そして、最後にここが広告業界らしさかもれませんが、提案に繋げるためのクリエイティブジャンプと、こいつには任せてもいいなと思わせるような提案力といったものが身につくので、包括的にビジネスパーソンとして必要な能力は身についてくるんじゃないかなと思います。

 あとは、アカウントプランニングなどと言ったりしますが、消費者心理や行動を理解しながら、消費者自身も気づいていないような無意識層の行動誘引を見抜くことを仕事の中で繰り返すことで、非言語的な部分が非常に言語化されてくるんです。こういったところを手がけていくことで、世の中に物事を普及させる広告力が身についていき、ITスキルと最後のラスト1マイルの力が合わさって非常に市場価値が高い人間になるかなと思ってます。

スタートアップから引く手数多のオファーが

僕自身の話でいきますと6年間広告周りで培った技術を採用周りにも移行していて、学生のインサイトってこうだから、こういう採用戦略採ろうとか、今日の講演内容もこういう風にやっていけばより伝わるんじゃないかとか、色んなことにも応用できるようになります。

キャリアという観点から言うと、社会人10年間の中で広告力全般と採用周りを手がけてきたので、「広告力」と「採用育成力」がコアコンピタンスとなります。この2つはスタートアップが資金調達したときにお金を使う二大巨頭でもあるので、それなり以上に市場価値は高まっていると思っていますし、幸いなことに多くの会社からもオファーをいただく素晴らしい状態を享受できていますし、一方でこのまま終わっては行けないな、という思いも維持できています。

10年ほどインターネット広告業界にいて、全員が全員というわけじゃないですけど、いろんなチャンスをもらって、こういう状態になっているので、自分次第ですが市場に通用する力は充分つけることの出来る業界なのではないかなと思っています。

渡辺氏的キャリア選択3つのポイント

自分の経験も踏まえてキャリア選択のポイントをお話して最後にしたいと思ってるんですけど、主に3つあると思っています。

1産業の成長可能性

成長している産業は新いものを作ろうっていう力学が働いて、どんどん新しいポジションがでてくるんですね。ですので、必然的に年功序列が廃止されて、若いうちからチャンスが回ってきます。

2選択肢の拡張性

キャリアって大体、縦軸に年数をとって横軸にキャリアの幅をとるとすると、大学卒業時がMAXで年をとる毎に目減りしていき、30くらいで1個か2個になってしまうんです。よく30までに転職しないと一生転職できないと言われる所以はここです。

ですので、自分の選択したキャリアが10年後も必要とされる能力なのかは見極めた方がよくて、そのポイントは普遍性と希少価値です。普遍性に関しては、例えば広告とか金融ですね。どの時代でもモノを作れば売らなければいけないですし、一方でお金がなくて事業が起こることはあり得ないので、金融は必要ですよね。

もう一方で、新しいニーズというものがあって、経済学の用語で希少性という言葉がありますが、要は珍しい方が価値が高い。最先端のことをやってる人は少ないので、新しいものは基本的に珍しいので、IT業界とかであれば、ドンドン新しいことが出来るのでそういう希少価値の部分を伸ばせると思います。

まとめると、普遍的に重要な能力と希少価値の高い能力っていうのを出来れば二つか三つ持ってるといいとおもいます。僕の場合は、ITマーケティングという希少価値と採用っていう普遍的なものを持ってるので市場価値は高いんじゃないかと思ってます。

3 修羅場、土壇場、正念場

強制的に成長する環境に身をおくために3つの場が大事だと思っていて、これはIT業界だけじゃなくて、大企業ですら言われていることなのですが、もし面白い仕事がしたいのであれば、いわゆる安定思考を捨てなければいけないタイミングが絶対あると思います。例えば、僕自身大手通信会社を担当している時とかはあまりのプレッシャーに潰されそうなこともありましたし。そういう修羅場を潜り抜けたからこそ学ぶこともいっぱいありましたし、出来ればそういった場を早いうちに経験出来るところが良いのではないかと思います。ですので、今後、OB訪問するときに修羅場経験をしたか聞いてみればいいかもしれないですね。

セレンディピティー

まあ、1・2年生もいますし、今何をするかで人生変わってきたりすると思います。特に三年生は後半年で人生決まる可能性があり、一生が決まるわけでは無いにしても大きく舵取りは出来ますし、就活は面白いと思うので、今日の話を聞いて広告業界に興味があったら是非受けてみてください。

動き続けていれば偶発性が起こるとぼくは思っていて、沢山そういう偶然の出会いを掴み続けているといつのまにかこんなところまで来る。みなさんと同じ頃、ぼくは今のキャリアを全く想定していなかったんだけれども、行動して偶然を掴んでいったらこういうところまで来たんですね。そういう人生も面白いと思うので、今日の話が何かいい刺激になればと思っています。(終)

▼普段聞くことの無い広告業界についてのお話はとても興味深く、講演後には多くの人が質問に並んでいました。アンケートでも満足度は非常に高く、「この機会に広告業界を見てみようと思いました」などの声もチラホラと。HITPORTは今後も継続的にこういったオフラインでの講演会を企画していきますので、今回予定が合わなかったアナタもぜひ次回は参加してみてくださいね。

 

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