『アイデンティティの覚醒が、人生を変える』現役一橋生起業家が見据えるその先は? 【山下夏生-後編】

編では、『人生を楽しむ』夏生さんが起業されるまでの苦悩の日々や、学生起業家ならではの起業に対する考え方をお聞きしました。後編では、やりたいこと・好きなことが見つからない一橋生へのメッセージやご自身の今後について語って頂きます。

 

 

 

一度全部捨てたら
「やりたいこと」が
見えてくる

―夏生さんは高校時代から起業を目指していたとのことですが、具体的な夢や目標が見つからない人も多いです。やりたいことが見つからない場合、どうしたらよいのでしょうか?

夏生 やりたくない・楽しくないと思ったものを全部捨てればいい思います(笑)大学、バイト、インターン。そしたら、マジで人は必死でやりたいこと見つけるようになります。生きるために。

僕がケニアに行った時もやることが決まってなくて、そうなったら本気でここで自分がやることは何かって真剣に考えました。中には何も見つけられなくて、そのまま帰った人もいます。僕と一緒に残ったのは14歳の女の子でした。その子は「好き」が本当にはっきりしていて、絵を描くこと演じることに全力を注いで生きています。彼女はケニア小学校の壁に凄い絵を描いていました。好き」を極めると、やること、仕事は見つかるんですよね。

 

―ケニアにその身一つで行ったからからこそ、見つかったのですね。

夏生 日本に帰ってぬるいなって感じたのは、やることがあること。好きでもないのに、大学がある、バイトがある、就活がある。全部捨てた時に、初めてやりたいことが見つかって道が開けると思います。

 

 

 

 

―でも全部捨てるのはとても難しいですよね。自分の周りの関係とか、年上の人が言うこともあって、とても勇気がいる。

夏生 僕は目上のおじさんたちが言ってることは、全部信じなくていいと思っています。これからの時代を作るのは自分たちだし、彼らの言ってることはこれからの時代に全く合ってない。むしろ彼らが僕らに合わせるべき。そんな大人たちがAIに取って代わられると思っています(笑)

 

―やっぱり、AIには注目されているんですね。

夏生 AIやばいです(笑)これからの時代、何に投資されるかっていったら、商社とかじゃなくてまちがいなくAI。これからの波ですから。

 

―でも、一橋生でAIがそこまで迫ってるって実感してる人って本当にいないと思います。

夏生 時代性を意識していないと、取って代わられても仕方ないと思います(笑)終わった波に乗るのか、これからやってくる波に乗るのか。好きなものが時代に合ってないと、時間が経つと淘汰されていくことになります。自分がその他大勢になって、自分の価値がなくなってしまう。AIの話は落合陽一さんの本とか読めば、気づきがあるとと思います。大学で教えてくれないことですし。読むとやばくね?ってなると思います。

 

―結論、本を読めと(笑)東大の松尾教授の本もいいですよね。

 

 

学生起業家のこれから

―現時点で描いている夢はありますか?

夏生 世界を相手に日本をしょってたてる人材になりたい。経済が低迷し、活力のない日本を再興したいという志を持っています。

 

―ビジネスを通して、社会を変えていくという軸は変わらないんですね。

夏生 そうですね。ただ、起業以外にもやりたいことがたくさんあります。いずれは哲学者になってアイデンティティの研究をしたいというのもあります。「人はアイデンティティをいつ覚醒させることができるのか」ということを最近ずっと考えておりまして(笑)

 

―アイデンティティの覚醒とはどういうことでしょうか….?

夏生 自分という存在を感じること。自分は何者なのか、何がしたいのか、何が好きなのかを見つけることですね。それができると、前に進めます。僕は覚醒してから人生が凄く変わった。そこから楽しめるようになった。さっきの14歳の女の子もそう。だから研究してみたいです。あとはアーティストになりたい。デザインとかやってオブジェクト作ってみたいという思いもありますね(笑)

 

 

 

 

―やりたいことあるじゃないですか(笑)普通の人は、軸すらなかなか見つけられないですから。普通に大学行って、やることあって、そこそこコンフォートゾーンで、という状況ではなかなか見つかりません。

夏生 だから、すべてを捨てた方がいいですよ。一回全部捨てれば、見つかると思います。一回捨てて、自分を極限に持ち込む。

結局、アイデンティティを覚醒できないから、やりたいことが分からないんじゃないですかね。好きなことやっている人は、みんな覚醒しています。自分がすべて決める。大学も、サークルも、インターンも、周りに流されない。

 

―でもアイデンティティってどうやったら見つけられるんですかね。

夏生 見つけてる人は、異様に苦労した時期があるみたいです。僕だって1年以上自分について異常に考えました。「自分は本当は何やりたいんだ」って。そうなったきっかけは、GAILの合宿です。同部屋だった東大3年の人が、超哲学的で優秀な人で、幸せって何なのか?社会貢献って何のためにするのか?とか夜中もずーっと一緒に考えていました。つまり、悩んで悩みまくることが大事だと思います。

 

―ちなみに、大学は卒業するつもりですか?今後どのようなキャリア選択をしていくつもりなのか、お聞きしたいです。

夏生 普通に留学して就職してたっぷり学んで、時期が来たら勝負します。結局どんな偉人も修行してる期間あって。実力なき人間は一発屋の芸人と一緒ですぐに時代から消えるので。あと10年位は実力をつける期間だと思っています。

だけど安定した生活で自分が人生最大限に楽しめるかって言われるとそうでもなくて。僕は最悪生きていければバイトでもいいかな。

 

―最後に一橋生へのメッセージをお願いします!

夏生 人生を楽しむ、やりたいことをやる、やりたいことがない人は全部捨てる。それか僕に連絡して相談する(笑)アイデンティティに興味あるから、誰かの相談に乗ってその人深堀するの凄く好きなんですよね。だって誰にでもどんなに些細なことでも「好き」ってあるものだから。相談待ってます!

 

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『Ikkyo Innovator’s Festival』
この登壇者が集まって、来ない理由が本当にわかりません。

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大企業が終焉し、人工知能が勃興するこれからの時代、文系学生はどう生きていけばいいのか?
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