日本TOP10の起業家が語る、これからの時代を生き抜くキャリア論とは?

11/20開催のIKKYO INNOVATOR’s FESTIVAL直前企画ということで、登壇者へのインタビューをお届け!

今回、お邪魔したのは、HITPORTが大変お世話になっているこちらの会社。

 

 

そう、一橋OBの佐々木大輔さん率いるfreee株式会社です!

 

とってもお洒落なオフィスで、これが企業なの?!といつも驚かされてしまいます。

今回、インタビュアーを務めてくれた、講演会最年少登壇者でもある飛矢さんも思わずパシャり。

 

 

オフィスに一同テンションが上がったまま、佐々木さんへあれこれインタビューしてきました!

 


まずい、このままではキムタクになりたかった人みたいになってしまう。

飛矢:今日は佐々木さんがfreee立ち上げに到るまでの経緯などを教えていただければと思います。まず大学2年生まではラクロスをされていたということですが…

佐々木:僕は中・高時代に、何度も転部したのですが、やりきれなかったなという悔しい思いがあって、0スタートのスポーツであるラクロスを始めたんです。ただ始めてはみたものの、楽しいけれど何か突き抜けられないなと思ってモヤモヤしていました。

飛矢:それで将来のことなども考えるようになったのですか?

佐々木:将来については、もともと家族の影響で美容師になるかもなと思っていました。ただ、ちょうどその頃キムタク出演のドラマ、「ビューティフルライフ」が大ヒット。美容師になりたい人が急増したんです。まずい、このまま美容師になったらキムタクになりたかった人みたいになってしまうと(笑)。

そこで考え直した結果、「留学してみたい」と思って大学に入ったことを思い出し、やっぱり留学しようと決意したことが自分にとって一つの転機でした。そうなると英語の勉強もありますし、部活と両立してやるのも難しいなと思い始めました。

飛矢:部活をやめて留学準備に専念されたんですか?

佐々木:留学準備と並行して、将来を考え直すうちに統計や金融工学にハマったんです。学校で勉強しないとやらないような分野ですし、こういった教科に力を入れて真剣に勉強するのも面白いんじゃないかと思い、始めてみたことがきっかけでした。データサイエンスのゼミにも入り、もはや勉強のレベルを超えて趣味的に取り組むようになりました。

 

 

飛矢:データサイエンスのスキルを活かしてベンチャーでインターンされていたともお聞きしました。具体的にどの様なことをされていたのでしょうか?

佐々木:最初からデータ分析をしていたわけではなく、入った当初は分析の前段階の仕事をしていました。当時の問題点として、インターネットでアンケートを取った後、集計できるようにデータを一つ一つ手作業で直していく工程があったんです。本当にただの作業だったので、「こんな手作業をするためにインターンしに来たのではない。」と社長に進言したら「そのつまらない状況を変えるアイデアはないのか」と言われたんです(笑)。

それもそうだな。と思い、自分でプログラムを書いて自動でデータの加工ができるシステムを作りました。自分は面白くてやっていただけだったのですが、いざ単純作業がなくなると、他のスタッフがより生産的なことに時間を使える様になり、別方面でみんなが成長するようになりました。

その体験から、自分の行動で少しでも周りの人に良い影響を与えることができるのは面白いと思いました。 一方で、単純作業を自動化する分野に投資が全然行われていないという事実にも気づきました。後に、会計ソフトの事業を始めようと思った一つのきっかけになりましたね。

 

 

卒業後、新しいことにチャレンジし続けてfreee設立に至るまで

飛矢:その後、ファーストキャリアでは大手広告代理店ということでしたが、そこからどのようにしてfreee設立に至ったのでしょうか?

佐々木:いわゆる大企業に入ったのですが、インターンをしていたベンチャーと比べるとスピード感が全く違ったんです。毎日飲み会で、どこか物足りなさを感じていました。また、隣の芝生は青く見えるもので、金融業界に進んだ友達の話を聞いてみるととても面白そうに思いました。

例えば費用対効果について、広告業界の人は全然関心がありませんでした。でも事業の費用対効果の計算はスウェーデン留学をしていた時には当たり前でしたし、むしろそれがグローバルスタンダードなんじゃないかと疑問が湧いてきたんです。

 

飛矢:そこが最初のキャリアチェンジのきっかけになったんですね。

佐々木:そうですね。そこで費用対効果を意識する仕事は何かと考えて投資ファンドに転職しました。立ち上げ初期だったこともあり仕事自体は楽しかったのですが、だんだん働いているうちに、投資される側に興味が湧いてきました。 ちょうどインターン時の仲間が会社を立ち上げたので、財務の責任者としてジョインすることにしました。

飛矢:ものすごい即決力ですね。

佐々木:ただ入ってみたものの、当時のベンチャーはメインストリームではなくて優秀な人が集まっている訳ではありませんでした。一発当てた!みたいな人が多いという印象を受けて、その人達の話を聞いてもあまり学べるものはないなと。

そんな時、Googleから転職してこないかと誘われました。Googleは当時アメリカの優秀な学生が最も行きたい企業で、まさにメインストリーム。Googleに転職して計5年働いたのですが、おかげで日本や世界のインターネット業界の見え方がグッと変わりました。また、その5年の間に日本でもインターネット業界が盛り上がってきて、優秀な人材が集まってくる様になりました。

 

 

飛矢:なるほど、Googleでの経験がfreee立ち上げのきっかけになったのでしょうか?

佐々木:Googleでアジア全体の中小企業向けのマーケティングを担当していて、日本の中小企業のテクノロジー活用が遅れていることを実感しました。このままだと世界から取り残されてしまうと。

またベンチャーにいた時にも、経理をやっていて効率が悪かったのでクラウドで自動化したいと思っていました。中小企業の経理を効率化する会計ソフトを開発すれば、単に経理が効率化されるだけでなく、あらゆる企業に人工知能CFOがいて財務のアドバイスをしてくれる世界が作れるかもしれない。

また、多くの中小企業に導入されれば、会計ソフト上で企業間の取引を完結させることができる。中小企業の方がカッコよく働いている社会を作れるんじゃないかと思い、freeeを立ち上げました。

 

 

究極の安定は、変化に強いこと。

飛矢:お話を伺っていると、佐々木さんの迷いなく新しいことにチャレンジする姿勢がすごいと思いました。自分を含め、一歩を踏み出すことに躊躇してしまう学生は多いと思いますが、チャレンジする勇気はどうすれば出るのでしょうか?

佐々木自分の人生なので、何かに依存しないことが重要だと思います。今の時代、この会社に入れば安泰みたいなことはありません。いかに自分主導の生き方をするか。むしろ何かに依存することに危機感を持つべきかなと思います。

わかりやすい話をすると、大学入学時に就職ランキングNo.1はカネボウでしたが、僕が就職する時には経営悪化で倒産していました。時代が変わるっていうことは変わらない。変わるということに人間は抵抗がありますが、究極の安定や市場価値は、変化に強いことです。

 

 

freee佐々木大輔流のキャリア論とは

飛矢:ありがとうございます。とても勇気をもらった気がします。それでは最後に、大学生へのメッセージをお願いします。

佐々木:世の中には解決することに意義がある課題がとても沢山転がっていますが、一つの課題を抜き出してみると、真剣に取り組んでいる人は世界に5人だけ、なんてことがよくあります。

大学時代にみんなスポーツをしますが、どんなマイナースポーツでも1000人は競技人口がいますよね。1000人の中で突き抜けるのは難しいですが、5人なら出来る気がしてきませんか。

キャリアというものは、様々な経験の掛け合わせで作られていくものなので、学生時代に他の人が見えていない課題に出会いやすい経験をすることが大事です。僕の学生時代、インターンはとても稀な経験でした。当時の経験で、freeeを起業するときの目のつけかたやセンスを磨けたと思います。今はまた変わってきているかもしれないですけど、とにかくみんなが見ている方向と違う分野にチャンレンジしてみてください。

今なりたいもの、見えているものが全てではありません。とりあえずで大きな会社に入ってしまうと、それしか見えなくなる。逆に興味のないものに触れてみる機会は学生時代に意識して持っていた方がいいと思います。

(完)

 

 

 


佐々木さんの生の話を一橋で聞くことができるイベントはこちら!

 

『Ikkyo Innovator’s Festival』

■主催:AIESEC/HITPORT
■日時:11月20日(月)17:20~20:10
■概要:日本を代表するイノベーターが一橋に集結する国立史上最高にアツい講演会!
■登壇者一例:

・牧野 正幸(株式会社ワークスアプリケーションズCEO)
・佐山展夫(一橋ICS教授、スカイマーク会長)
・佐々木大輔(freee株式会社代表取締役)
・小沼大地(NPO法人クロスフィールズ 共同創業者・代表理事)
・安部敏樹(株式会社Ridilover代表取締役)

and more……..

参加申込はコチラから!

 

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